トリ

ブラウンマスタードシード/ネパール語名TORI(トリ)を育てて種を収穫するまで。

スパイスってどうやって収穫されてるかとか少し紹介しようかなと思い、今回はブラウンマスタードシードが出来るまでをご紹介します。なぜブラウンマスタードシードかというと、普通にからし菜を栽培して賄いに使おうと思ってたのですが、花が咲いてしまったので、ここまで来たら実を付けて種になるまでを撮影していった方が面白いかなと思っただけです。

ちなみに、種は普通にスパイスとして販売している種を使いました。普通『~とかシード』と呼ばれるスパイスは種なので、発芽します。※今回はネパール産のものを使用しました。

 

まずは種。

自家製プランター?で育てて、葉っぱの収穫時期。葉も美味しくいただきました。ネパール語でトリコサーグ。

その後ほったらかしていくと花が咲きます。※写真撮り忘れていたためラビンのおじさんの家で育てているものの写真。

その後、花と鞘との時期がきます。

花が咲いた後に鞘が実ります。これを大きくなるまで待って、刈り取ります。

その後乾燥したら鞘から種を取り出してスパイスとなります。

こんな感じでスパイスとしてのブラウンマスタードシードを収穫します。輪廻ですね。

スパイスも植物。こだわると深いし、特にシードやパウダーなどの既製品でスパイスとして完成されたものを見ると『香辛料』て思いがちですが、スパイスも生産されて収穫されてるものの一つだし、色々ともっと考えないといけないなと思いました。

夏休みにスパイスを育てるっていう自由研究にいかがでしょうか?

 

 

マスタードシード tori/トリ ネパールのスパイス紹介

ネパールでよく使われるスパイスの紹介です。
今回は【tori】トリ(マスタードシード)です。
※スパイスのネパール語表記はこちらから→https://dalbhat-shokudo.com/archives/2047

マスタードシードはネパールでは油の原料やコスメとしても大活躍しています。
また、葉の部分もサーグとして使用されたりと、生活に欠かせない植物です。

ネパールではスパイスとしてのマスタードシードはブラウンマスタードシードが主に使用されますが、イエローマスタードシードも使用します。
特にブラウンマスタードシードはアチャールに使用され、煎ったりそのまま等、目的の香りや、保存性の優先の有無でアプローチが異なります。
また、ネワール族の料理によく使われるマスタードオイルは煎ったブラウンマスタードシードを絞って作られています。
※マスタードオイルの工場の見学の記事はこちらから→https://dalbhat-shokudo.com/archives/2067

そんなネパール産のマスタードシードはスパイス堂にて購入可能となっております。
ネパール料理にご興味がある方は是非!