今回『カジャの日』というイベントをするにあたり、そもそもカジャって何?となると思うので、ネパールのカジャを少し説明します。
※カジャの日のイベントの詳細に関してはこちらから→https://dalbhat-shokudo.com/archives/2409
ネパールではカジャという軽食に近い意味合いの言葉があります。
ネパールの基本的な食文化で、朝ごはんにカジャ、昼前にダルバート、昼遅めにカジャを食べて夜ごはんにダルバートを食べるというのが基本で、わかりやすくカジャとは何かを説明すると、白ごはんを食べない食事全般が『カジャ』となります。
なのでカジャというのはたくさんの意味があります。
朝ごはんに食べるロティ(パン系の食べ物)や甘いもの、スナック菓子に焼きそばや汁麺、そして居酒屋にあるようなおつまみ。そう、カナ(食事という意味で、基本的にはダルバートを指す)という白ご飯を基本に食べるもの以外をすべてカジャと言います。
そして今回のイベントでいう『カジャ』はネワール族スタイルを基本とした居酒屋とかのおつまみ系のことです。
下記はカジャ色々です。
■居酒屋とかのおつまみ的なカジャ
↑セクワ(sekuwa)屋さん。セクワとはスパイスでマリネした肉を直火で焼くネパール料理です。
↑セクワを焼いた後はこういう風に串を抜いてアチャールとブジャとで食べます。
↑ここからはネワールスタイルのカジャ色々です。奥にあるチウラという干した米と一緒に食べます。
↑これはネワール料理でも有名なチョエラ(choyela)という肉を直火で焼いてスパイスでマリネするネワール料理です。先ほどのセクワと雰囲気似ているけど、工程が違うのと、ネパール料理かネワール料理の違いもあります。
↑出来上がったチョエラ。
↑手前左がカゴフライ、右がチョエラ、奥はミックスアチャール。
↑ソプミチャ
↑ネワール族が営む居酒屋は基本水牛ですが、ここは珍しく全て鶏肉のみを扱うカジャ屋さん。
↑また別のパタンで人気のカジャ屋さん
↑手前はアルタマといわれる発酵させたタケノコとじゃが芋、パンダ豆と少し水牛の肉入りのスープ
↑だいたいチョエラとカゴとかを食べるけど、店によってここのチョエラは美味しいとかここのカゴは美味しいとかあるので色々と足を運ぶ。
↑これはウォーと呼ばれるウラド豆をペーストにして作るふんわりしたネワール族の粉もん料理。
↑これもまた違うネワール族のカジャ屋さん。右手前はイエロームングダルで作るバージョンのウォー。
↑奥にある黒いのは黒大豆を煎ったもの。ぼりぼり食べる。歯が痛くなります。
↑ネワール族は水牛のホルモンもたくさん食べます。
↑豪華なカジャセット
■朝食系のカジャ
↑セルロティーといわれる米粉のドーナッツ的なものとチヤ(チャイ)。朝の定番。
↑チベタンロティ。山の方に行くとこの揚げたスタイルが多くなります。
↑チャウチャウ。朝から体温めたいときにお勧めです。胃にはツライ。
↑こんな感じの朝食も食べたりします。ちょっとインドっぽい。豆のカレーと甘いジェリーとスワリと。
↑これまたよくあるスタイルで、ゆでたまごと豆の煮もの。地味に美味しい。
■その他のカジャ。だいたい昼過ぎに食べる系
↓みんな大好きモモ
モモは色々なスタイルがあって、民族や店によっても作り方や味付けが違います。
↑小腹が減った時のアルチョップ。じゃが芋を崩したものをフライしてます。
↑マチャのフライ。魚のフライです。
↑シャバレ(あげて作るミートパイ的なもの)。チベタン系のカジャ。シャバレはシェルパ語かチベット語なのかな?
↑チョウメン。焼きそば。
↑テントゥク。寒い日はこれで温まります。
■これもカジャ?的なの
↑ふかしたじゃが芋。そう、これもカジャ。ネパールのじゃが芋はとても美味しくてパクパクいけちゃう。この量は2人分。奥の青唐辛子のアチャールと一緒に食べる。ちなみに山にトレッキング行った時のロッジでくれたカジャ。
↑焼きトウモロコシ。これもカジャ。トウモロコシは日本の方が美味しい。
てな感じで色々なカジャの説明でした。
少しでもわかりやすく説明できていればなと思います。
※その他の参考記事です。上記のカジャの定義でご参考までにご覧ください。たくさんカジャが出てきています。
■カジャの日のイベントの詳細→https://dalbhat-shokudo.com/archives/2409
■ダルバートとかカジャの記事→https://dalbhat-shokudo.com/archives/1820
■ネワールがよく食べる水牛のホルモンに関しての記事→https://dalbhat-shokudo.com/archives/2027
■ネパールの色々な料理の紹介の記事→https://dalbhat-shokudo.com/archives/1414
■ネワール料理に関して→https://dalbhat-shokudo.com/archives/2122